AIとうまくつきあう方法 教養としてのAIリテラシー (著者:武藤ゆみ子 岡田浩之)

今まで何冊かのAIに関する本を読んできた。この本はその中で一番読みやすかった。というのも、イラストや表などが使われており、理解がしやすかったからだ。しかし、聞いたことあっても意味の知らなかったものや、これもAIに関係するのか、といった知らなかったりした内容もあったので、読んでいて面白かった。

AIの得意なこと、できること、つきあいかたが本当に分かりやすく書いてあった。また、いまはもうすでにAIが社会で活躍しており、今後もさらに活躍するとは思うが、この本に書いてあるようにAIリテラシーを身に着け考えて行動できるようになろうと思った。

ちくまQブックス SDGs時代の食べ方 世界が飢えるのはなぜ? (著者:井出留美)

日本は食料自給率が低く約37%だそうです。世界からたくさんの食べ物を輸入しています。

皆さんは食品ロスについて考えていますか?先に述べたように、日本の食料自給率は低いです。なので、輸入に頼っている部分がたくさんあります。そのくせ、食品廃棄も多いのです。この本は、食べ物に関することを、クイズ形式をはさみながら、とても分かりやすく説明してくれています。もちろん、日本だけでなく世界のことも書かれています。

しかし、読んでみて日本はもっと食品ロスについて考えた方が良いと思いました。対策も、世界と比べて遅れているように感じます。買い物をするときは、手前の物からとっていますか?本書にも書かれている通り、奥からとっている人が多いと思います。そうすると、前にあるものが残り、やがて廃棄されるでしょう。手前からとる、そんな簡単なことで、廃棄が減るかもしれません。

これは実体験なのですが、コンビニで「手前どりに協力してください」と書かれていたのを見たことがあります。最近の出来事です。すぐ食べるのなら、賞味期限は関係ないですよね。

また、食品ロスは家庭から出るものが約46%を占めているようです。おおよそ半分が私たちの家庭から出されています。企業だけでなく、私たちの問題でもあるのです。さらに、その食品を廃棄処分するのにも莫大なコストかかっているのです。お金をかけて、作った食品、輸入した食品を、お金をかけて廃棄しているのです。バカな話だとは思いませんか?

廃棄、ロスを0にできなくても、少なくすることはできると思います。私たち一人一人が考えて行動するだけで、変わっていくのではないでしょうか。自分は食べ残しはしない方ですが、食べる時ではなく、食品を買うときにも本書で学んだことを思い出して、考えて買おうと思いました。

大学1年生の歩き方 (著者:トミヤマユキコ 清田隆之)

もう大学一年生では無くなってしまうが、この本を読んでよかったと思います。ここに書いてあるアドバイスなど、できていたことも少しはありましたが、やれていないこと、こう考えればよかったのか、など上手くいってなかった部分が多かったかな、と感じました。しかし、ここに書いてあることは、大学2年生になってもそれ以上でも参考になることもたくさんあると思うし、お二方の実体験からのアドバイスもたくさんあるので、説得力があり、とても理解しやすかったです。

これから、新入生になる人はもちろん、大学生なら読んで損はない本だと思いました。また、ここに書かれているさまざまなことを、無理なく参考にして生活していきたいと思いました。

ゲームは人生の役に立つ 生かすも殺すもあなた次第 (著者:小幡和輝)

ゲームにはよくないイメージや良くないものだと思っている人が沢山いると思います。特に、日本では。だから、eスポーツも海外ほど広がっていなし、盛り上がりもない。

しかし、必ずしも悪いものではないと思います。この本では、著者と様々な人がゲームについて対話をしているのですが、色々な人が言っているように、良い部分もたくさんあると思います。私は、このようなとらえ方、考え方もあるのか、と驚いた物もありました。本のタイトルにもあるように、生かすも殺すも本当にその人次第だと思います。ゲームでの成功体験や、競い合ったこと、考えたことなど。

私は、この本を読んでもらって、ゲームの良さなどを色々な人に知ってほしいと思いました。テレビゲームだけでなく、カードゲームなどについても話しており、納得できる部分や、感心する部分など、面白い対話もあってとても読みやすかったです。

クマムシ博士のクマムシへんてこ最強伝説 (著者:堀川大樹)

今まで、クマムシはすごい、最強の生物だ、と耳にしたことは何度かありましたが、なぜ最強なのか、何がすごいのかなどは何も知りませんでした。

まず、読んで驚いたことは、種類の多さです。クマムシは1200種以上も存在するようです。しかし、体調が大きなもので1ミリ、種類の判別はプロでも難しいようです。他にも、乾眠という状態なら、真空空間でも数日生きることができる、ということ、放射線を大量に充てられても生きていられることにも驚きました。

また、クマムシの採集方法や、育て方、研究方法や、特徴など、詳しく、だけど面白く書かれており、クマムシのすごさなどが、楽しく知ることができました。

また、クマムシについてわかってないことがたくさんあることや、プロの研究家ではなくても、新たな発見をすることができる、という点も面白い、と思いました。

クマムシについて何も知らない人でも、楽しくすぐに分かる、知ることができる本だと思います。

アニメ業界で働く (著者:小杉眞紀 山田幸彦 吉田真奈)

皆さんはアニメってどうやって作成されているか知っていますか?

もちろん、部分的に知っていることもあると思います。しかし、この本を読んで、知らなかったこともたくさんありました。例えば、コマうち、昔は1秒間に12~24枚の絵を使う、フルアニメーションが主流だったようです。しかし、今では8枚と絵の枚数を減らしたりして、費用や人手、時間のために、工夫していったようです。

他にも、アニメを作成するのには数か月、ものによっては数年など、長い時間がかかるので、完成時に、言葉が古い、と感じないように作成している、と読んだときには、驚きました。

他にも、アニメを作るときの体験談や、職のことなども書かれており、アニメ業界の大変さや、裏側など、色々知れて面白かったです。

みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書 (著者:岡安学)

eスポーツと聞いて、皆さんはなんと思うでしょうか?

近年eスポーツとよく聞くようになったと思います。オリンピックの正式な種目になるのではないか、とも言われていました。しかし、海外と比べると、日本のe

スポーツブームは、盛り上がってないと思われます。では、なぜ海外ほど盛り上がってないのでしょうか。その理由が、いくつかこの本に書かれていました。そもそも、日本で、ゲームの大会を開く際に、いくつかの課題があることや、海外との主要なハードの違い、そもそもの考え方に、違いがあることなど、いくつもの問題点などがありました。しかし、日本eスポーツ連合JeSU)が様々な課題を解決するために動き、しずつ改善に向けて努力していることも分かりました。

実は、自分なりになぜ日本で、eスポーツが盛り上がらないのかを調べたコツがありました。しかし、調べていない課題があったりと、自分の考えの足らなさも分かりました。少しずつ、課題を解決し、日本でも海外と同様かそれ以上の盛り上がりを見せれるような、eスポーツになればな、と思いました。

この本には、eスポーツの基本的なことや、ちょっとした過去を知ることができるので、ゲームや、eスポーツに興味のある方は、面白いと思います。日本でeスポーツを盛り上げるために、読んでみてください。