日本の犬猫は幸せか––動物保護施設アーク25年(著者:エリザベス・オリバー)

この本を読み、日本の犬猫に対する課題がたくさんあり、諸外国と比べ対策が十分ではないが、少しずつ改善されていることを知った。イギリスでは、ペットは保護施設から受け取ることが多く、社会性を身に着けた大人の犬が人気という背景があり、日本とは異なることが分かった。

 この本で私がとくに驚いたのは、日本の保護施設に預けられた犬猫への対応や処遇だ。私は保護施設を実際に見たことがなかったが、本に書いてある通りなら、テレビで見たものとは違い、劣悪すぎる環境であると思う。保護されてから、殺処分までの流れで、犬猫は苦しむことが多々ある犬猫もいるだろう。とある施設によっては、改善されている所もあるようで、そのような死を苦しみながら待つ劣悪な施設が減ることを願う。